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奈良県中央善意銀行より、当法人の「プログラミング教室を通じたこども達の居場所づくり事業」に対して、助成金の払出が決定いたしました。

奈良県中央善意銀行(頭取:荒井 正吾奈良県知事)は、県内における地域福祉の推進を目的として、県民の皆様からの寄付をより効果的に反映させるため、善意の預託配分事業を実施されています。令和2年度の預託配分事業のうち、重点配分事業として、「社会的孤立や排除を見過ごさない地域づくり」のテーマに資する助成が募集され、この度当法人の「プログラミング教室を通じたこども達の居場所づくり事業」に対して、助成金(25万円)の払出が決定いたしました。

 

同銀行の募集要項によりますと「地域に対する関心の低下などが相まって、社会的孤立や排除、虐待やDVなど、地域にお

ける生活課題は深刻化し、広がっています。奈良県中央善意銀行では「一人ひとりが大切にされ、ともに支え合うまち」の実現を目指し、地域福祉活動を目的とする団体に対して支援をしていきます。」とされています。

 

当法人では、公立小学校におけるプログラミングの必修化に先駆け、こども達の「居場所づくり」、「止まり木」の場づくりおよび学習意欲の向上の手立てとして、本年2月より無料でのプログラミング教室を月3回(隔週土曜日および月1回の日曜日)実施しておりますが、非常に多くの参加希望があり、毎回定員を超える応募を頂いていることから、7月よりウェブでの講座を隔週毎週水曜日夜(19:30~20:30)にスタートしております。

 

本事業で期待される効果としては、(事業実施したことにより得られる効果や次年度以降の展望等について)

 

・本プログラムが目指す姿として以下の3つのステップを目指しております。

 

《第1ステップ》

「学校に行きたくない」「勉強がきらい」「友達付き合いが苦手」「将来の夢がない」など、少なからずこども達が感じている不安や生きづらさを解消し、夢中になれる学びを高校生や大学生のボランティアの支えを通じて学ぶことで、こども達が安心できる「居場所」「とまり木」の場があることを実感できるようにする。

 

《第2ステップ》

プログラミングはロボットやドローンなどのICTを動かすスキルではあるが、そのような能力に留まらず、減退しているこども達の学習意欲や基礎学力を飛躍的に向上させ、さらには日々の問題解決力、論理力、解析力の向上に繋げる。なお既にここ数か月の開催で、こども達の学習意欲は格段に向上しており、その他の教科(国語、算数、理科、社会など)の学力向上に大きく寄与している。

 

《第3ステップ(次年度以降の中長期的な展望)》

プログラミングを通じて、論理的な思考を向上させることで、こども達の将来の夢の選択肢を広げることにもつなげたい。将来、計算機科学、数学、物理学、天文学、機械工学、情報工学などの自然科学や、経済学、法学などの人文科学を勉強したい、そのような職業につきたい、人の役に立ちたい、という将来の夢にもつながっていければと思っている。

 

 

本助成を賜り、参加する学生ボランティアへの交通費支給やインターネット通信費、プログラミングソフト使用料などに活用させていただきます。ご支援に心より感謝申し上げます!!