
この度、当こども食堂認定学生ボランティア第一期生3名が当こども食堂を卒業されます。
コロナウィルス感染症流行懸念のため、卒業式を挙行できなかったのが誠に残念ですが、感謝状と記念品を
卒業生に送付させて頂くとともに、以下のメッセージを送りました。
《認定学生ボランティア第一期生に向けての感謝のメッセージ》
大学院、大学 ご卒業誠におめでとうざいます。
またこども食堂の上には、設立の創成期において、皆さんがお勤め下さった歩みは、確実にこども達の精神的な成長に繋がっており、こども達は、びっくりする程、成長したなあと感じております。その功績は誠に大きいです。心から感謝申し上げます。
さて今後社会人として、それぞれの道に進んで行かれることになります。
社会、世界に目を向ければ、目下の感染症に加えて、虐待や家族の絆の薄れ、不登校や引きこもり、格差社会と貧困、少子化、超高齢化。また世界規模での地球温暖化や、自国の利益のみを求める風潮、多様性を尊重しない不寛容な心
が世界で蔓延しつつあります。
私どもが学校を卒業した30年前に比べるとコンピュータやインターネットなどなど物質的には豊かになったが、心の面では、人は幸福になったのであろうか?とさえ思えます。むしろ、「我さえよくば、今さえよくば」という風潮が広がりつつあるように思えます。
今後どんな時代になっていくのであろうか?と心配に思えます。
ただ私どもにとっては、大きな望みと期待があります。
それは皆さんです。
こども食堂で皆さんがこども達に接して下さった、情熱とひたむきの姿勢、豊かな想像力、なにより誠実であること。
たとえ万一この世が困難な時代を迎えようとも、「感謝、慎み、たすけあい」を心に、それぞれの立場でできることから、温かい、互いに助け合う社会を共に作っていただけると確信しております。
卒業おめでとう
そして心より感謝いたします
せいじゅん たすけあい こども食堂
代表理事
乾 真理