こども食堂主催で子育て支援研修会を開催、テーマは「こどもの虐待を防ぐために 〜地域の中でできること〜」と題して、認定NPO法人 児童虐待防止協会 企画専門員の橋本 めぐみ先生よりお話を頂きました。
壮絶な父親からのDVから逃げてひっそり暮らされていた母子家庭で、こどもさんが不登校、お母さんが病気に。家賃が払えず家を強制退去、収入なく1日ふりかけご飯一食の生活に。こどもが不登校になったことから、学校から児童相談所に連絡が入り、SSWが支援することになった。食べ物、棲家の確保。そして学習の保障、進路が課題に。行政、地域など様々な方々の支援と、こどもの居場所事業団体による学習支援によって、こどもが立ち直れるきっかけとなった。今は高校生になり、同じような境遇のこども達を支援する仕事につきたいと頑張っている。
虐待とは、こどもへの積極的な加害だけではなく、不適切でうまくいっていない養育と考える必要がある。虐待と疑わしい事例に遭遇した場合の対処法、被虐待のこどもと関わるときの留意点、居場所支援事業に期待することをお話頂きました。大変勉強になりました、誠にありがとうございました。