「子供の心を育てよう」 (不登校児童の心のレベル)と題して、山口県防府市で長年民生児童委員を勤められ、現在防府市教育委員会のスクールソーシャルワーカー(SSW)を勤められている大形 茂道先生の講演会に、代表理事及び事務局長が出席させて頂きました。こども達の学校や家庭における現場の状況と、特に近年急増している不登校のお子さんへの支援のあり方についてお話頂きました。SSWとは、不登校、発達障害、家庭内暴力、虐待、家庭崩壊、育児放棄、ゴミ屋敷などの問題について、学校の要請にもとづき、教育委員会より派遣されるカウンセラーであり、不登校、虐待などの最前線で活動されています。現在不登校の中学生は全国で11万人、部分登校、教室外登校などを合わせると44万人。予備軍は5人に1人、100万人の中学生が不登校のおそれがあると言われています。その要因は勉強、運動、人間関係にオールマイティを求められ、疲れ切っている。学校に行かなければと思っているが、大きな荷物を背負って生活している、学校のハードルを高い、ハードルを飛ばせて大丈夫か、見極めなければならない。不登校→ゲーム依存、昼夜逆転 不登校の兆候を見つけたら早い対応が必要。先生は、毎朝、小学校の登校見守り隊として、登校するこども達に声をかけ、不登校気味の子をみつけたら、すぐに支援に動くことをされています。心のレベルを高めるために、褒めてやる気を引き出す。好きなことから始める。勉強のケアも重要。発達障害を持った子も多い。自信が持てるものを一緒に探すことが大切、とお話しくださいました。その中で、毎日毎日、心のレベルを高める言葉を子供達にかけることが特に大切、とお話しくださり、親や支援者がかける言葉のチェックシートをご提案くださいました。具体的な支援方法として大変参考になりました。誠にありがとうございました。