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2019年1月こども食堂開催

1月20日(日)に第7回こども食堂を、任意団体せいじゅん たすけあい こども食堂会場と、第二会場として無償でご提供下さっている地区の自治会館で開催いたしました。あいにくの雨で、こどもたちきてくれるだろうかと心配いたしましたが、カッパをきて自転車で来てくれた常連の女の子たちや、いつもの常連メンバーに加えて、遠方よりお越しの初参加のファミリーなど、こども20名、おとな7名と合計27名の参加者と、ボランティア・見学者が13名、理事・幹事(監査役)・常勤スタッフ8名の総勢で48名でした。

今月より3月のこども食堂まで3回で、いつも当こども食堂の第二会場として利用させていただいている地区の自治会館が4月より建替え工事に入るということで、3月24日に当こども食堂と地区のこども会との共催で開催する「こども服 おさがり交換会」に合わせて同日開催される自治会館の「おわかれ会」(自治会と共催)に向けた飾りつけを、こどもたちとボランティアのみんなで始めました。ボランティアメンバーの手引きのもと、みんな熱心にデコレーションを作ってくれました。来月はみんなで大きな紙に共同で絵を書こうという企画が大学生ボランティアより発案されました。

 

当こども食堂の理念(めざす姿)は、こども食堂を通じた「たすけあい、支え合う社会の実現」であります。インターネットが普及し誰とでも繋がれる現代社会において、こどもたちや人々はむしろ孤立化し、ひととひととの絆が失われつつあると感じています(いじめや不登校、ひきこもり、友達と馴染めない、日々孤独を感じているなどこども達を取り巻く環境は厳しさをましています)。今の社会は「つながりの貧困」、「経験の貧困」に陥っているとも言われています。

 

「絆」とはなにか?どうすれば「絆」を取り戻せるのか? そのヒントは残念ながら大災害のときにみられます。「絆」とは「人と人とがたすけあい、ささえあう」姿の中に生まれていくと思います。当こども食堂では、様々な活動を通じて、ひととひとが支えあい、たすけあう心を、こどもたちにうつしていきたいと考えています。こども食堂というのは学校でもない、家庭でもない、誰でも集える居場所です! こども達が日常では会えない、体験しないような様々なこどもやおとなとの交わりやふれあいの中で、相手を「思いやる心」を育んでいく、そのきっかけ作りのお役にたてればと思っております。12月のクリスマスパーティーは、知らない同士でのにわか作りのチームでのチーム対抗ゲーム大会(チーム崩壊かと最初は心配しましたが、ボランティアのおねえさんの奮闘あって中盤よりすごい団結力に変貌)でしたが、12月で同じチームだった知らない、年齢も離れたこども同士が、本日はもう、おねえちゃんが弟、妹をうまくあやすように、仲良く遊んでいる姿に、大学生ボランティアのきっかけづくり、後押しから生まれた「たすけあい、ささえあう」ことのヒントがあるように感じました。

 

最後になりましたが、今回雨の中、お越し下さり、私どもの活動理念に共感頂き、こどもたちのために、まごころを込めて、精一杯お勤めくださりましたボランティアの皆様に心より感謝申し上げます。みなさんそれぞれ強い思いを感じさせていただきました、誠にありがとうございました。来月は2月17日(日)でございます。何卒よろしくお願い申し上げます。